Sulforaphane LAB

用語解説

KEYWORD

あ行
  • AGE
    advanced glycation end productsの略。日本語では「終末糖化産物」と呼ばれる。タンパク質と糖が結びつき、熱によって変性した物質で、体内に蓄積すると、見た目や体調にさまざまな衰えを生じさせることから、老化の原因物質のひとつとされる。
  • ALT
    アラニンアミノトランスフェラーゼ(alanine aminotransferase)の略。体内では主に肝臓に存在する酵素で、アミノ酸代謝やエネルギー代謝で重要な働きを持つ。肝臓にダメージが加わると血液中に漏れ出すことから、肝機能のマーカーとされる。
  • AST
    アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ(aspartato aminotransferase)の略。肝臓や心臓、腎臓などの臓器に多く存在する酵素で、アミノ酸代謝やエネルギー代謝で重要な働きを持つ。肝臓にダメージが加わると血液中に漏れ出すことから、肝機能のマーカーとされるが、肝臓以外の臓器にも存在するため、γ-GTPやALTとあわせて判断する必要がある。
  • NAD(P)H
    キノン還元酵素
    NAD(P)H:quinone dehydrogenase 1のこと。NQO1とも呼ばれる。身体の酸化還元力の指標とされる。
  • Nrf2
    NF-E2-related factor 2の略。親電子性物質応答領域(EpRE)と抗酸化剤応答領域(ARE)に結合し、それぞれの転写を促進する転写因子。
  • SOD
    superoxide dismutase enzymeの略。活性酸素の一つであるスーパーオキシド(O2-)を消去する酵素。
  • アブラナ科
    【Brassicaceae】
    ブロッコリーや大根、キャベツ、カリフラワー、ワサビなどが属する植物の分類。
    4枚の花弁が十字架のように見えることから、十字花科(Cruciferae)とも呼ばれる。
  • アポトーシス
    【Apoptosis】
    からだを健全な状態に保つために細胞が持つ、自ら死滅する機能のこと。
  • イソチオシアネート
    【Isothiocyanate】
    イソチオシアネート基(-N=C=S)を持つ物質の総称で、特徴的な芳香を持つ辛味成分。主にキャベツやわさび、ブロッコリーなどのアブラナ科の植物に多く含まれる。
か行
  • Keap1
    Kelch-like ECH-associated. protein1の略。生体内で酸化ストレスセンサーとして働き、活性酸素の発生や有害物質の侵入に反応してNrf2の抑制を解除する。
  • γ-GTP
    ガンマ-グルタミル・トランス・ペプチダーゼ(γ-glutamyl transpeptidase)の略。肝臓や腎臓に存在する酵素で、たんぱく質を分解・合成する働きがある。アルコールに反応して多く生成され、肝臓にダメージが加わると血液中に漏れ出すことから、肝機能のマーカーとされる。
  • カタラーゼ
    【Catalase】
    過酸化水素(H2O2)を酸素と水に分解する酵素。
  • キノンレダクターゼ
    【Quinone Reductase】
    NAD(P)H:quinone oxidoreductasemのこと。QRと略される。身体の酸化還元力の指標とされる。
  • ケモプロテクション
    【Chemoprotection】
    食品に含まれる機能性成分で病気を予防する取り組みのこと。ポール・タラレー博士が提唱。
  • ケモプロテクションセンター
    【Cullman Chemoprotection Center at Johns Hopkins University】
    慈善家カルマン夫妻の寄付により2003年にジョンズ・ホプキンス大学内に設立された研究機関。食品に含まれる有用成分の疾病予防効果に関する研究を行う。
    WEBサイト http://chemoprotectioncenter.org
  • 恒常性
    【Homeostasis】
    生体に備わる、内部環境を一定に保とうとする機能のこと。体温調節や血糖値の維持などが該当する。
さ行
  • GST
    グルタチオンS-トランスフェラーゼ(Glutathione S-transferase)の略。身体の解毒機能や抗酸化機能で重要な役割を果たすグルタチオンを基質とする化学反応を促進する酵素群。
  • サイトカイン
    【Cytokine】
    T細胞やB細胞等のリンパ球、マクロファ-ジ、線維芽細胞、上皮細胞、内皮細胞などで生成され、免疫システムでの細胞間の情報伝達を担うたんぱく質の総称。代表的なものに、インターロイキン(IL)、インターフェロン(IFL)、造血因子などがある。
  • シトクロムP450
    【Cytochrome P450】
    解毒代謝において重要な働きを示す酵素群。主には、体内に取り込まれた発がん物質を水に溶けやすい形に変え、体外に排出しやすくする役割を持つ。CYPもしくはP450と略される。
  • ジョンズ・ホプキンス大学
    【Johns Hopkins University】
    米国メリーランド州ボルチモアにある総合大学。生物学、生化学、工学、国際関係、地球科学、行動科学などの分野で全米トップレベルを誇る。
  • スルフォラファン グルコシノレート(SGS)
    【Sulforaphane Glucosinolate】
    別名グルコラファニン(Glucoraphanin)。ブロッコリーなどのアブラナ科野菜に含まれる成分で、ミロシナーゼに分解されることでスルフォラファンに変化する。
  • 親電子性
    【Electrophilicity】
    他の物質から電子を奪う性質のことで、親電子性物質は他の物質に対して酸化反応を示す。求電子性ともいう。
た行
  • 転写因子(てんしゃいんし)
    【Transcription Factor】
    DNAの特定の配列に結合し、遺伝情報の転写を促進もしくは抑制するタンパク質。
は行
  • ピロリ菌
    【Helicobacter pylori】
    ヒトなどの胃粘膜に生息する細菌で、WHO(世界保健機構)によって「確実な発がん因子」に認定されている。日本人の約半数、特に50代以上の約7割が感染しているといわれる。
  • ファイトケミカル
    【Phytochemical】
    植物に含まれる化学成分のうち、身体の機能維持に良い影響を与えると考えられているもの。5大栄養素と食物繊維に続く、「第7の栄養素」と言われる。
    代表的なものにポリフェノールやカテキン、イオウ化合物などがある。
  • ペルオキシダーゼ
    【Peroxidase】
    特定の基質を酸化させることで、過酸化水素(H2O2)を消去する酵素。アスコルビン酸を酸化させる「アスコルビン酸ペルオキシダーゼ」や、グルタチオンを酸化させる「グルタチオンペルオキシダーゼ」、チオレドキシンを酸化させる「チオレドキシンペルオキシダーゼ」などがある。
  • ポール・タラレー
    【Paul Talalay】
    医学博士。ジョンズ・ホプキンス大学医学部分子薬理学教授。ケモプロテクションセンター設立理事。ブラシカ基金設立理事。
    60年以上にわたってがん予防研究に取り組み、1992年にスルフォラファンの腫瘍形成抑制効果を世界で初めて発表した。食品に含まれる機能性成分で病気を予防する「ケモプロテクション」という概念の提唱者でもある。
ま行
  • ミロシナーゼ
    【Myrosinase】
    ブロッコリーなどのアブラナ科野菜に含まれる加水分解酵素。スルフォラファン グルコシノレート(SGS)をスルフォラファンに変換する。
ら行
  • 臨床試験
    【Clinical Trial】
    ヒトを対象に行われる医学研究の一つ。薬剤、食品、治療法、診断法の安全性や有効性が評価される。